『教育基本法改正案』

http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/education.html
実にすんなりとそして強引に委員会を通過。
ニート対策」や「いじめ問題」や「必修科目未履修」等の教育問題への手当てとして「愛国心を持った人格形成」を促進する基本法を掲げる。これが現内閣が謳う「美しい国」造りに繋がるんでしょう。しかし僕には何も見えないし、むしろデタラメに感じる。
まず、基本的に基本法は理想論でOKなのだが、国民意思が練り込まれているという崇高な前提が形骸化され、偉いさん方の都合のいい「愛国心」と拡大解釈がはびこる教育理想論。という問題。
そして、教育が社会でしっかりと生きていける人格を育てる機能を持っているならば、高校や大学を出てからやりたい事を探す若者。いじめからの自殺が多発する小学校。文科省と現場の問題意識の乖離。
といった、これほど荒れている現状に具体的な処方箋を出さずに、またもや感情論の焼き回しでどうにかなると考えているのならば、完全に国民も舐められている。という問題。
まあでも「愛国」なら、「私利私欲にまみれたアホみたいな偉いさんが日本をダメにしてるんだ」ということで、クーデーターやテロも想定内なんでしょうかね。
いやでもこの辺をしっかり勉強しとかんと、我々世代が享受していた「ラブ&ピース」で「自由」な暮らし(表面上だけど)が、子々孫々の世代には通用しなくなっていく気が・・・。
フジロックがなくなりレディオヘッドの音楽も聴けなくなる未来に。そうなっていたらホントに僕達「平和ボケ」・・・?。
と書いていたら、文科省の大臣が「いじめ問題」に対してこんなお願いを
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06110713.htm
結局、10年前と何も変わらない小便臭い精神論・・・。こんなもんは、子供に「やっぱり大人は分かってくれない」という動機を生み出すだけという事を分かってらっしゃらないんでしょうかね。