『一億総学力低下時代』

http://blog.tatsuru.com/2006/11/22_1104.php
内田樹先生の刺激的なお話。イタい部分を突くな・・・。
シニカルに言えば、「動物化(快楽のみへの眼差し)」で「カーニヴァル化(躁鬱)」な社会と「学力低下」は同じベクトルで動いている事。
アイロニカルに例を出せば、『「長所は好奇心旺盛です」なんかこの社会なんで腐る程出てきますが、「長所は探究心旺盛です」と言える人間はほとんどいません。』と言えちゃう事。
以上2点を挙げれば、この情報過多安心志向社会では、「分からない」事は「学ばなくていい」という振る舞いが最も合理的で一番社会に順応している事が透けて見える。
しかし、その前提を踏まえずに、昨今、「学力低下」現象を喚く輩がいる。こういうプレーは、レッドカードです。
ということを内田樹先生が非常に分かりやすく刺激的に解説している。
ただ、この流れが良いか悪いかは別問題。そして、こんな事、「想像力低下」問題に比べれば、たいした事は無い。