『神の子どもたちはみな踊る/村上春樹(1999)』

僕らの心は石ではないのです。
石はいつか崩れ落ちるかもしれない。
姿かたちを失うかもしれない。
でも心は崩れません。僕らはそのかたちなきものを、
善きものであれ、悪しきものであれ、
どこまでもつたえあうことができるのです。
神の子どもたちはみな踊るのです。