『「スター」か「スターダスト」...OK?』石渡淳治

travelation2006-09-09



『ソングライターは現代の詩人である』
http://www.g-papyrus.jp/

岸田繁が「歌詞」について語っています。「BIRTHDAY」が最高傑作らしい。




『ライブ映像』
http://www.spaceshowertv.com/DAX/live.html

LFOやBOSS(THA BLUE HERB)やRICHIEや七尾やその他etc。結構な塩梅です。




動物化するポストモダン東浩紀
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061495755

東京出張している友人とオタクの街「アキバ@DEEP」で会う。そしてメイドカフェをハシゴ。「ラブラブカフェラテ」というメニューを注文。黒タイツが似合うメイドさんとカフェラテをマゼマゼして800円也。どうもごちそうさまでした。

さて、オタクの街「アキバ@DEEP」に行った繋がりで、『動物化するポストモダン』の内容を思い出す。

内容を少し紹介する。まずオタクを扱った本ではあるが、オタクを面白く述べるだけの所謂「オタク批評」ではないのは確かである。これはオタク系文化を《おそらく、戦後日本が生み出した、最も巨大なサブカルチャーの潮流》と捉える著者が、日本社会の変化が凝縮されたオタクの振る舞いを内側から分析・批評したものである。

著者によれば、現在10代から20代にあたるオタクは、「動物化」していると指摘する。要は動物のように快楽原則に基づく単純な振る舞いが支配的になっているということだ。  

そして「動物化」が支配的になる社会において、サブカルチャーは《大きな物語による意味づけではなく、データベースから抽出された要素の組み合わせを中心として動》くことも指摘している。これを僕なりに解釈すると、深いメッセージなどない、表層部分の戯れ(萌え)だけで満足出来るサブカルチャーを創出・消費する社会になるということだろう。

何もオタク系サブカルチャーだけが上記のように「動物化」しているのではない。もはやそれは僕らが普段接している音楽や映画や漫画などあらゆる文化で、進行している。そう、”流行る”文化が「動物化」状態である状況を見れば一目瞭然。

果たして「動物化」していく時代は幸福なのか?何も考えずに表層の快楽だけを求めるスタイルには実りがあるのか?と快楽だけに突っ走るオタクを見て自問。

そして、「箱庭で戯れていて下さい。外の世界は僕達の好き勝手にやらせてもらいますから」と言っているように聞こえる安倍晋三の演説 at「アキバ@DEEP」でした。




今日の1曲 Recreation/Supercar