梅佳代写真展 男子

先日、原宿にあるギャラリー「リトルモア地下」で開催されている「梅佳代写真展 男子」にお邪魔してきました。
被写体は小学生男子のユニークな瞬間。「無邪気で純粋な少年性」が現れる瞬間でしょうか。
なんというかクスっとするとともに、切なくもなる写真達です。

例えば、他に子供を主人公にした写真集と比べてみても、イノセントゆえに滲み出る憂鬱感が現れた川内倫子『あの頃のこと』や、無機質な空間に囲まれて体温が感じられないホンマタカシ『東京の子供』とは違う、ユーモアに溢れた「子供」の姿が新鮮でした。
ごく普通のことなのに忘れてしまがちな時代だから余計にアイロニカルです。

偶然、梅佳代さん本人いらしゃったのですが、やっぱり彼女のキャラクターがあるからこそ、そんな瞬間にシャッターを押せるのだろうなと思うほど、「場を和ます空気感」がじんわり出ていました。『情熱大陸』でもそういった感じは伝わってきましたが、実際目にすると「なるほどな」と。大阪で揉まれた「ノリ」かな。

今後も頑張って欲しいです。

大阪HEPの展示会のHP
http://www.hephall.com/gallery/umekayoten/index.html