魍魎の匣/原田眞人(2006)

http://www.mouryou.jp/
不思議な出来事を巻き起こす不気味な存在「魍魎」が、この世にはいるんだろうなとビリビリ感じる。
でも登場人物の一人である京極堂が言うように、「この世には不思議なことなど何もない」ともバシバシ感じるのも確か。

やはり、世界は「アンビバレンス」で、人間は「万事塞翁が馬」なのだろう。
だけど、社会は「相反」も「不条理」も許さない。
だから、境界(はざかい)ができるのだ。
そして、その境界に住む存在として「魍魎」が生まれてくるんだろう。
あ〜、KA・GE・KIです。