movie

ペネロピ/マーク・パランスキー(2006)

http://www.penelope-movie.com/ ファンタジッックな映画が公開されます。webがよすぎ。 シガー・ロスの音楽だけで心震えます。楽しみ。

潜水服は蝶の夢を見る/ジュリアン・シュナーベル(2007)

いわゆる「喪失」と「再生」の物語。 その二つの落差が大きいほど「感動」が生まれるのなら、 この作品はおすぎ御大も賞賛するほど「感動」に溢れている。 でも、それ以上に「想像力」と「記憶」の大切さと、その2つの豊潤さが人生に彩りを与えることを知る…

28週後・・・/ダニー・ボイル(2006)

http://movies.foxjapan.com/28weekslater/ 前作『28日後・・・』がオメガとしたら、本作はベータ。 両作とも通じることは、ゾンビ映画ではなく、ゾンビのような醜悪さを持つ人間の本性を、ゾンビというメタファーを用いて描いた「ゾンビ」映画だということ…

魍魎の匣/原田眞人(2006)

http://www.mouryou.jp/ 不思議な出来事を巻き起こす不気味な存在「魍魎」が、この世にはいるんだろうなとビリビリ感じる。 でも登場人物の一人である京極堂が言うように、「この世には不思議なことなど何もない」ともバシバシ感じるのも確か。やはり、世界…

私的映画2007

【1】ルナシー/ヤン・シュヴァンクマイエル(2005) http://www.a-a-agallery.org/event/lunacy/ 左脳的な気持ち良さ(感情)と右脳的な気持ち良さ(論理)の両立が小気味良過ぎる。 内容は精神病院が舞台(本物の患者も出演)。映像は真骨頂のシュルレアリ…

東京国際映画祭ー山村浩二特集ー

開幕日ということで六本木ヒルズへ足を運ぶ。「浅間山荘」の主演を務めるARATAとすれ違ってビビる。THIS IS 自慢。 山村浩二というアニメーション作家の作品を5本観賞。ユーモアとメッセージに溢れた、至福のエンターテイメントだった。 山村さんの最新作は…

東京国際映画祭

http://www.tiff-jp.net/ja/ 今年もディープな作品がラインナップされています。 「カフカ 田舎医者http://www.shochiku.co.jp/inakaisha/」のチケットをゲット。

ルナシー/ヤン・シュヴァンクマイエル(2005)

http://www.a-a-agallery.org/event/lunacy/ 余韻が続く映画であった。それは、『左脳的な気持ち良さ(感情)と右脳的な気持ち良さ(論理)』の両立があるからだ。 内容は精神病院が舞台(本物の患者も出演)。 モチーフは 『「狂った人間」と「正常な人間」…

『童貞。をプロデュース』

http://www.spopro.net/virgin_wildsides/index.htm 先日、公開された映画。池袋のみですが観に行く予定。 「生身の人間」より「虚構のアイドル」という選択。強引に言えばそれは下流社会への1歩?このドキュメンタリー映画は何を教えてくれるのでしょうか…

天然コケッコー

http://www.tenkoke.com/ 今夏、「癒されたい人々」にとって最大の癒し映画になるかもしれませんが、それだけでは終わってほしくないメンツで作られた映画。『「田舎」ののんびりとした生活に憧れながら「都会」で暮らす我々とは何か?』。まだ観賞してませ…

ボルベール〈帰郷〉

http://volver.gyao.jp/ ペドロ・アルモドバルの才気、ペネロペ・クルスの鋭気を目の当たりにすれば、去年のカンヌで最優秀脚本賞と最優秀女優賞獲得も納得の「女性賛歌」物語。 アルモドバルの真骨頂、「愛の不規定性」もじっくり描かれています。

『河瀬監督、故郷で『奈良国際映画祭』構想を発表』

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070620-00000002-oric-ent 「奈良にしか出来ないこと」、もっと言えば「河瀬直美監督にしか出来ないこと」。それを実践していくことが「文化」になるのでしょう。ちなみに奈良は僕にとって諸事情により感慨深い土地であ…

『28週後』

http://youtube.com/watch?v=Y0oSdqQuzdU&mode=related&search= ダニー・ボイル監督の『28日後』続編。前作のように「ゾンビ&メタ思考」はあるのでしょうか。ただ、ダニー・ボイル自身は絡んでなさそう・・・。

『バベル』

http://babel.gyao.jp/ 日本では母の自殺?により関係が悪化した父と娘が物語の中心。聾唖の女子高生(娘)は、父とも社会とも不全を感じている。その反動としてハメを外し、誰彼構わず「繋が」ろうとする。そして強度の場所(クラブ)で「異なる」自分に混…

『14歳』 http://www.pia.co.jp/pff/14sai/ 面白そうな映画が公開されている。「明日、君がいない」、「バベル」、「恋愛睡眠のすすめ」。以上を鑑賞予定。しかし一番楽しみなのがこの「14歳」。予告編だけでも胸が震えて候。

『キトキト!』

http://www.kitokito-movie.com/ 家族を愛する母を置いて、田舎(富山県高岡市)から逃れたい一心で東京(新宿歌舞伎町)へやってきた少年が主人公。 「家族愛」ゆえに「反発→混乱→和解」という定番モチーフ。「自分探し」ゆえに「離陸→旋回→着陸」という定…

『運命じゃない人/内田けんじ(2004)』

http://www.pia.co.jp/pff/unmei/index.html 肩肘張らずに娯楽とメッセージを両立させたウェルメイドな作品。 我々は「A=B」が「A=B」であることを「想定内」と言う。しかしこの条理を超えてしまうのが、多々出現する。 それが「B」が「C」や「D」に変化する…

『ラストデイズ/ガス・ヴァン・サント(2004)』

http://www.elephant-picture.jp/lastdays/ カート・コバーンもそうであったように優れたミュージシャンは「時代」を象徴する言葉を発した。 1960年代にはThe Whoが「We Have A Remedy」と発した。「俺たちは救済策を持っている」と。 1970年代にはJ…

『バブルへGO!!』

http://www.go-bubble.com/index.html 「フラガール」や「3丁目」のように古き良き時代を懐かしんで、「感動」するだけの懐古主義ブームなど、どーでもいい。まず役に立たん。というわけで「バブル」を振り返る映画。どんなオチがあるんでしょうか。地味に…

『実録・連合赤軍/若松孝二』

http://wakamatsukoji.org/top.html 既に凄まじい匂いを発するこの映画の完成を去年から待ちわびている。昨今の実話検証ブームの真打ちか。歴史の中にこそ未来のヒントはある。 音楽は大の日本映画好きのジム・オルーク(くるり「図鑑」プロデューサー)。主…

『私的映画 2006』

俺の2006年を勝手に振り返る企画。1行感想。まずは映画。計32本鑑賞。 ■劇場鑑賞作品トップ51位『紀子の食卓/園子温』 http://www.noriko-movie.com/ 「あなたはあなたの関係者ですか」。前作から続くこの問いは、希薄で透明な我々への21世紀最…

『ミリオンダラー・ベイビー』

http://www.cinecrew.co.jp/mdbaby/main/index2.html 当時、映画館でバイトをしていたのでよく分かる。『ミリオンダラー・ベイビー』の深さを。上映終了後の観客の大勢は、何とも言い難い表情をしていた。強烈な映画体験をしてしまい、混乱していたんだろう。…

『息子の部屋』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000D8RO5 2001年カンヌパルムドールを受賞した作品。「息子の死」からのストーリー展開にウルウルしそうになった。前半、「もしもあの時ああすれば・・・息子は死ななかった。」そんな自責の念に潰され、残…

『青い車』

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4786 買ったのに1回しか観ていなかった「青い車」を鑑賞。やはりキャスティングがいい。ARATAも麻生久美子も宮崎あおいも田口トモロヲも肩肘張らない演技。そして、原作が24ページの漫画を空気…

『HAZARD』

http://www.hazardmovie.com/ 乱世の奸雄である園子温監督の若かりし日の作品。主演はオダギリジョー。サイト内のブログで初日舞台挨拶レポートが見れます。オダギリの過去の映像と現在の写真付き。グフッ。今回はオダギリジョーというフックがあるので、ヒ…

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』

http://www.gaga.ne.jp/hedwig/open.html あんなに流行っていた映画をようやく鑑賞する。 プラトンの「饗宴」をモチーフにして、「私とあなた」、「私と私」の関係に横たわる永遠の不条理を描いたありきたりな内容。 だけど、ファッション、音楽、映像、スト…