28週後・・・/ダニー・ボイル(2006)

http://movies.foxjapan.com/28weekslater/
前作『28日後・・・』がオメガとしたら、本作はベータ。
両作とも通じることは、ゾンビ映画ではなく、ゾンビのような醜悪さを持つ人間の本性を、ゾンビというメタファーを用いて描いた「ゾンビ」映画だということ。
「hello!」を「how low?(どのくらいひどい)」、「london is mine!!」を「london is sign(ロンドンは破滅のサイン)」と聞き違えるほど、救いがなく絶望的な「終わりなき日常」を描いている。

ダニー・ボイルは「トレスポ」で同じテーマを扱っているが、それでも最後にBorn slippyを流して一抹の希望で終わらせていたのだが、このゾンビ映画ではそれすらない。
10年経った今、パンドラの箱に残された希望もフェイクだったという断罪の映画なのかな。
他にもネタにできるポイントはたくさんあるので、是非鑑賞を。
あ〜、KI・GE・KIです。

魍魎の匣/原田眞人(2006)

http://www.mouryou.jp/
不思議な出来事を巻き起こす不気味な存在「魍魎」が、この世にはいるんだろうなとビリビリ感じる。
でも登場人物の一人である京極堂が言うように、「この世には不思議なことなど何もない」ともバシバシ感じるのも確か。

やはり、世界は「アンビバレンス」で、人間は「万事塞翁が馬」なのだろう。
だけど、社会は「相反」も「不条理」も許さない。
だから、境界(はざかい)ができるのだ。
そして、その境界に住む存在として「魍魎」が生まれてくるんだろう。
あ〜、KA・GE・KIです。

末期症状(LIVE VER.)/Syrup16g(2003)

travelation2008-02-24

寂しさを振りまいて
サービスし過ぎるのが余計だ 危ない
寂しさをフリーマーケット
セールスし過ぎるのが余計だ 危ない 危ない

すぐ似てる なんちゃって一緒じゃん
すぐに慣れちゃってもうピンとこない
もうくだらねえ つまらねえ わかんねえよ

ちゃんとやんなきゃ 
素敵な未来がどこかへ逃げちまうのかなあ
ちゃんとやんなきゃって
素敵な未来なんてもんは初めからねえだろう