book

東浩紀の渦状言論

http://www.hirokiazuma.com/archives/000361.html 【物語なき政治。討議なき公共性。友も敵も作らない環境管理。政治を動物的なものに変えること。それは具体的にはなにを意味するのか。ぼくにとっての「政治」とは、そういう話だ】 など、悩める哲学者が自…

徒然王子/島田雅彦

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200801170058.html 朝日新聞で連載小説をはじめた島田雅彦のインタビュー。「ケータイ小説への逆襲」に期待大。

R25

http://r25.jp/ リクルートが発刊する総合情報FPのWEBがリニューアル。 トム・ヨーク@レディへのインタビューも掲載。

俺的BOOK2007

《小説編》 面白い小説がないと感覚的に感じるから小説を読まなくなったのか? 「恋空」でも読んで、改めて小説の楽しさを知ろうかな。是、凡庸也。【1】富士/武田泰淳(1971) http://www.fujisan-net.jp/data/article/1055.html 極めて厄介な本。人間の「…

社会臨床雑誌第14巻第3号

http://www1.atpages.jp/sharin/pub_zassi/14-3.html 小沢健二のエッセイ「企業的な社会、セラピー的な社会」を掲載。 ところで彼は今、音楽活動から身を引いて絵本を扱った雑誌で童話を書いています。そこでも彼の「言葉」は、「ネタ」を演じていたあの頃(…

青山ブックセンター オンラインストア

http://www.aoyamabc.co.jp/05/ 通称「ABC」がオンラインストアを始めてます。個性豊かな書籍がゲットできます。ちなみに僕は六本木店によく居ます。

CINRA MAGAZINE vol.15

http://cinra-magazine.net/vol.15/ 毎度全てのクオリティが高いweb magazineの新刊がリニューアルして登場。デザイン&コンテンツの新しさ、そしてオルタナティブな姿勢に感嘆します。 今号の特集の一つは『「まあいいや」って思ってません?』です。社会学…

ブルータス626号〜言葉の力〜

http://www.brutusonline.com/brutus/issue/ 「ボキャブラリーの貧困」とか叫ばれている時代ですが、「言葉に余韻がない」というのが正解かなと思う快心の一冊。

日刊サイゾー公式サイト

http://www.cyzo.com/ 主要メディアが死に体だからこそ「裏」を見せるメディアには価値がある。 業界も政治も社会もエロもサブカルも、「裏」こそ知りたい人に。

ちいさな幸福/角田光代

http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31819459 「ありえないハンディよる崇高な純愛」という流行りから離れた恋愛小説。 恋愛の幸福にしがみつく「だけ」はなんて貧困か。儚さこそ愛でる視座あり。

キャラクターズ/東浩紀+桜坂洋

http://www.hirokiazuma.com/archives/000319.html 今月号『新潮』で発表された、批評家・東浩紀とライトノベル作家・桜坂洋の共作による異色の近代小説。現代的なフックとアイロニーに満ちた内容。

「Unlimited:COMME des GARCONS/清水早苗&NHK(2005)」

株式会社コム・デ・ギャルソンを、設立者川久保怜の言葉、ギャルソンで働くパタンナーやデザイナーの言葉、ゆかりの人々の言葉と、ショーや社内の写真などで編集した本。 やはりコム・デ・ギャルソンを表す言葉は、「革新的」や「非主流」が多かった。それは…

『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 全24巻』河出書房新社

http://www.kawade.co.jp/sekaibungaku/ 2007年11月から刊行。内容も然ることながら、デザインもポップでソフト。こんなのが本棚にあったら、子供も喜ぶでしょう。

■思想の死相/仲正昌樹

http://sofusha.moe-nifty.com/books/2007/07/post_1a00.html 以前、チラッと紹介しましたが、アドルノ、ベンヤミン、アーレント、デリダ、ハイデガー、フーコー、マルクス、ニーチェ、ラカン、スローターダイクといった10人の知の巨人を、現代思想研究の最…

R25

http://r25.jp/ 関東圏ではおなじみのリクルート発刊FPのサイト。情報化社会の象徴的情報誌。インタビューコンテンツ注目。あと、「ホットパンツとミニスカート 人気があるのはどっち?」系の記事も良い。ちなみに僕は"ピチピチ"ホットパンツ派。

疾走/重松清(2003)

14歳の少年と少女が主人公。バブルが崩壊する寸前の物語。地方→大阪→東京が舞台。「家庭崩壊」、「学校化」、「郊外化」、「心的外傷(トラウマ)」、「大きな物語の不在」、「宗教」、「入れ替え可能性」、「価値観の多様化」、「社会の不条理」などなど…

スタジオ・ヴォイス 2007/8月号

http://www.infaspub.co.jp/studio-voice/sv.html 濃いめのサブカル雑誌「スタジオ・ヴォイス」が創刊30年目で初めて、「政治」を扱った特集を組んだ。これは結構な事件かと。もはや日本の「引きこもりサブカル」に語る言葉はなくなったのでしょう。

『PLANETS Vol.3/第2次惑星開発委員会』

http://www.geocities.jp/wakusei2nd/p3.html あのAmazonにも売っていない濃過ぎる総合サブカルチャー雑誌『PLANETS Vol.3』。掲載した画像で分かるように電車の中では読み辛い、枕元には置き辛い表紙ですが、内容はCutとかEYE SCREAMとかでは決して語られな…

「おたく」の精神史~1980年代論~/大塚英志(2004)

http://www.bk1.co.jp/product/2406455 僕の80年代はそこら中を走り回っていた記憶しかないが、やはり高度経済成長期を経て、「集団としての価値(皆で日本を大きくするぞ)」より「個人としての価値(「私」を充実させるぞ)」に価値観の重きが移行した時…

第20回三島由紀夫賞『1000の小説とバックベアード/佐藤友哉』

http://www.shinchosha.co.jp/mishimasho/ 舞城王太郎、西尾維新も含め「終わりなき日常」の90年代を消費してきた読者が求める「記号」を意識的にサンプリングすることで、同時代的な「物語性」と「批評性」を手に入れた彼らは「00世代」と呼ばれている。 そ…

『カンブリア宮殿―ニュースが伝えない、ニッポン経済―/村上龍×経済人(2007)』

http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=16592 村上龍がインタビュアーを務めるトーク番組を書籍化。インタビュイーは経済界で成功を収めた人々。 仕事上の重要点として、どのインタビュイーも挙げていたのが、「コミュニケーション力」…

『寺山修二少女詩集/寺山修司(1981)』

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4041315271.html 元旦に寺山修司の初長編映画である『書を捨てよ、町へ出よう』を鑑賞した。現在では決して生まれない濃密さがあった。 この詩集もやはり濃密。ベタな表現かなと思いきや、徹底的に「アイロニカル」で「…

『東京から考える』 

http://spn06023.co.hontsuna.com/article/1826460.html ようやく読了。半ばから面白くなり過ぎて寝る間もないのに寝る間を削り読み耽ってしまった。 グローバリズムの浸透により、世界のアメリカ化、日本の東京化と言われ続けている昨今、その裏側で「格差…

『生き延びるためのラカン/斉藤環(2006)』

http://www.basilico.co.jp/book/books/4862380069.html 久方振りに仕事関係以外の本を読了した。それがこのラカン解説書にして精神分析入門書。著者曰く「世界一分かりやすいラカン入門」なので、語り口調とイメージしやすい例えで難しくはない。 「心の闇…

『ユリイカ 特集松本大洋』

http://www.seidosha.co.jp/index.php?%BE%BE%CB%DC%C2%E7%CD%CE 年末から続く松本大洋祭りの真打ち企画が登場。斉藤環も仲俣暁生もなるほど視点だが、アジカン後藤が言い得て妙。

『海辺のカフカ』

http://book.asahi.com/clip/TKY200611010272.html 今さらだが、フランツ・カフカ賞おめでとうございます。そして、その『海辺のカフカ』を読了。 処女作『風の歌を聴け』から7割方、春樹作品と接触。やはりこの作品も、あまりに春樹的な作品だった。 春樹…